PTC ヒーター

BACKER CALESCO社製のPCT ヒーターは、低抵抗のプリント銀を電極として用いています。
熱は、PTC特性(正温度係数)を持つ複数のポリマー抵抗器を並列に接続することで発生します。多くの場合、ポリマー抵抗器はヒーターを完全に覆うため、非常に均一な温度分布が得られます。
PTC効果によりヒーターは自己制御され、必要な場所に電力が供給されるため、高温部と低温部の発生を防ぎます。また、ポリマーヒーターは金属ヒーターに比べて耐腐食性に優れています。

PTCヒーターの利点

  • 自己制御
  • 小さな損傷にも強い堅牢な設計
  • 耐腐食性
  • 低電力・高電圧でコスト効率に優れています

テクニカルデータ

最高素子温度70 °C (158 °F)
最低素子温度-50 °C (-58 °F)
20℃における絶縁耐力(ASTM KV/mm)175
100℃における熱伝導率(W/(m•K))0.16
ASTM D-570-63に基づく吸湿率(23℃、24時間浸漬)0.8 %
25℃、50Hzにおける誘電率3.3(PET)
-40°Cにおける電力密度0.3 W/cm²
抵抗値許容差±20%
定格電圧800 V
その他使用可能な基材:PET